牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件



236分。こんなに長い映画は初めて観ました。が、不思議と長く感じませんでした。
台湾は唯一行った事のある海外だし、台湾が舞台の小説「流」も面白かったし観てみるか〜という程度だったので、当時の時代背景、「外省人」として生きること、などなどあまりわかってないんですが、それでも楽しめました。4時間あっという間。
わからないことがたくさんあったからいいのかもしれない。
遠い距離感で、知らない土地の知らない少年達の不安定さだからこそいい。
これがある時代の日本が舞台の青春映画だったら、ややこしく感情移入しちゃって、あるいはしらけてだめだと思う。
特に小明なんかただの魔性に思えてしまうかもなー。いやでも小明は可愛いし、良い顔ですね。すきです。

映像は、闇のコントラストが最高!バチバチの明度差好きとしては、こういう画面の絵が描きたい〜と思わされました。夜の校舎の電気付けたり消したり、永遠に観ていたい。

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